ポジション名:Cloud Application Architect
社歴:約 3 年(インタビュー当時)

エンジニアとして 20 年以上、様々なシステム開発に携わってきました。最初は企業向けの基幹システム開発からスタートし、システム開発の基礎となる経験をしました。その後、より多くのユーザーに直接サービスを届けたいと考え、大手インターネット企業で Web サービスの開発・運用に携わることになりました。Web アプリケーションエンジニアとアーキテクトとして、様々なタイプの EC サイト開発を手がけてきました。新しいサービスの立ち上げから既存システムの刷新まで、幅広いプロジェクトを経験させていただきました。プロジェクトでは、要件をしっかりと理解することから始まり、最適な技術の選択、使いやすいサービスの設計、そして実際の開発まで、一貫して関わらせていただいています。また、多くのユーザーに快適に使っていただけるよう、サービスの安定性とパフォーマンスを重視したシステム作りを心がけています。

今後のキャリアについて悩んでいました。事業会社での経験で多くのことを学び、スキルを身につけてきましたが、より幅広いシステム開発に携わりたい、新しい技術にチャレンジしたいという思いが強くなっていました。そんな時、AWS の社員とお話しする機会がありました。実は AWS についての知識や経験は全くありませんでしたが、私の悩みや目標について率直に相談させていただきました。その際、今まで培ってきた経験を活かしながら、新しい技術やより大規模なシステム開発にチャレンジできる環境があることを知りました。これまでの経験を新しいフィールドで活かせるのか、自分自身を試してみたい。その思いと、技術的なチャレンジができる環境に強く惹かれ、AWS への入社を決意しました。

私はメインフレームシステムの直接的な経験はありませんが、レガシーシステムのモダナイゼーションに関する様々な支援を行っています。具体的には、長年メインフレーム上で運用されてきた基幹システムのクラウド移行に際し、技術面でのサポートを担当しています。主な業務として、システムマイグレーションの技術支援、機能要件・非機能要件の分析と設計支援を行っています。また、クラウド環境における開発・運用の効率化を目指し、テスト自動化や CI / CD パイプラインの構築支援なども実施しています。さらに、移行プロジェクトで得られた知見や課題をプロダクトチームへフィードバックすることで、より良いソリューションの開発にも貢献しています。このように、システムのモダナイゼーションを総合的な視点からサポートする役割を担っています。

現在、多くのお客様が課題として抱えているメインフレームのクラウド移行を担当しています。約 2 年半前から日本での初めての案件に携わり始め、国内ではまだ経験やナレッジが少ない領域にチャレンジしています。このような新しい取り組みには確かに困難も多いのですが、AWS のグローバルチームと密に連携することで、世界中の知見やベストプラクティスを活用しながら解決策を見出すことができます。これは私たちのチームにとって大きな強みとなっています。特にやりがいを感じるのは、お客様のビジネスの加速化に直接貢献できる点です。レガシーシステムのモダナイゼーションは、単なる技術移行ではなく、お客様のビジネス変革を支援する重要な取り組みです。このような価値のある仕事に携わり、新しい道を切り開いていけることに大きなやりがいを感じています。